2021年8月の投資月次報告
いつもの事ながら、この1ケ月もあっと言う間に終わりました。
先月から引き続いて中長期保有株の決算がありましたが、概ね
無難~良好な決算通過となり、PF総額の嵩上げに貢献となりま
した。問題はスイング取引で売買した部分で、上記の中長期分
の足を部分的に引っ張ったものもあります。
また、8月はマザーズを筆頭に一部の小型株にとっては非常に
強い相場でしたので、今月の自分のPFの結果がまともであった
のかどうかも良く分かりません。
2020年4月に今後のPFを月間+10%のペースでプラスにして行く
事を大枠での目標としましたので、その点で計画通り以上の進捗
となっている事については70点くらいはつけたいと思います。
9月以降も現物取引にこだわり、マイペースの運用で2121年には
大台達成を目指して行きます。
3915 テラスカイ その後の株価チャート(8/21時点)とその考察
テラスカイの件について、現時点における市場評価と今後
の「個人的な見解」をまとめます。
違っているかもしれませんが、こう言った意見をだして
いく事が投資家としての自分のトレーニングにもなる為
あくまでも参考意見として読んで頂ければと思います。
注:今後の株価動向については一切責任は持てません。
まず、会社が期初に開示していた今期減益からは想定でき
ない様な好決算を1Qで発表しました。期初の今期見通し
からは話が違うじゃないの!と多くの投資家が感じたはず
です。
ですので、決算翌日に一旦は剥がれはしたものS高で終わり
、以降大きく株価は上げました。
7/29の高値までのわずか6日で株価は77%も上げた訳です。
滅多にそんな銘柄はなく、ちゃんとBig surpriseをそれなり
に反映したと現時点では感じます。
一方、最近の株価形成に異常を感じるかと言うとNOです。
当初はそのまま揉んで上に行くかもとは思っていましたが、
それは投資家、特に後から入った(自分も決算発表後)
人達の短期的な期待先行ではないかと感じます。
中には好決算を発表してそのまますっ飛んで行く銘柄もあり
ますが、じゃあ、そう言った銘柄との違いは何か?と考える
様になりました。
<理由鴨1>
会社が通期見通しに未だに慎重姿勢である
・会社はもともと今期減益を予定していた。
・1Qで好決算ながらも、会社は上方修正をしなかった。
既に通期の62%の営業利益進捗率なのに。。。
<理由鴨2>
営業利益率がやや低い会社で、投資家が本当にこの会社の
成長は継続成長するかどうかについて見極めている。
実は1Qでもまだ11%のOPレシオです。
現時点で売上の多くを占めているのは、将来的に利益率が
大きく伸びる余地があまりないであろうSalesforce、AWSの
リセール(代理店)です。
一方、製品事業は今後の売上・利益率の向上は期待出来る
かもという状況です。ただ、その数字にまだ実績がない事と
売上原価率が現時点では高くなりがちなビジネスなので、
何か大きな先行投資等があったり、想定外のコストがかかる
場合には一気に利益がしぼんでしまいます。
投資家は1Qの様な好調さに今後の継続性があるのか?ない
のか?を見極めているのだと考えています。
結論として短期的に77%も上げたことと、上記の2つの理由が
足元の株価揉みあいの理由ではないかなと考えています。
今後の株価動向については、会社の営業成績が決算開示情報通り
となってしまうのか?或いは単に会社が保守的なだけなのか?
この辺りが明確化できた時に株価は次のステージにいくのでは
ないかと想定しています。
好決算を出したものの、その継続性と実績について投資家が確信
が持てず株価が横ばいする事例はほかでもいくつか見られています。
投資効率
2020年の出だしは恐ろしい下落相場に見舞われた。
何とか生き残り、その後、幸いにも比較的良い所で成長株
に乗っかる事は出来た。
株価が買ってから2~3倍になった銘柄も複数出た。
問題は自分のPFの合計がどうなったか?である。
明らかに得られているパフォーマンスが悪い。
自分なりに分析をして分かった事は、余りにも多くの銘柄
に分散投資と称して、その実力もないくせに投資力・銘柄
分析力が分散した結果、ロスを多く生んでいる事に他なら
ない。これではダメである。
もっと徹底的に分析して確信の持てる銘柄に集中投資する
事に舵を切ろうと思う。
日々、色々な銘柄が騰がるが、それに惑わされるのは止め
ようと思う。最高のパフォーマンスを発揮するために。
あくまでも投資の勉学の為には銘柄研究は続けるが、己の
投資先としてはこれまでの1/2程度以下に移行し始めた。
さて、1年後にどの様な結果となるか?